【管理人の愛読書】~岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた~

iwata-san

岩田聡さん。任天堂の元代表取締役社長です。

2015年、55歳という若さで、胆管腫瘍により残念ながらお亡くなりになりました。

岩田さんは、もともとは生粋のプログラマーであり、そこから42歳で任天堂社長に就任されたという異色の経歴を持っています。

管理人もプログラマーであり、その他いろいろな共通項もあり、岩田さんは最も敬愛するかたの一人です。

目次

『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた』とは

書籍『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた』は、ほぼ日刊イトイ新聞や任天堂ウェブサイト「社長が訊く」に掲載された記事がもとになっています。

掲載当時、管理人は記事をかかさず読んでいました。お亡くなりになったときは本当にショックでした。

岩田さんの言葉のなかには、管理人が金言としているものがいくつもあります。岩田さんのプログラマーならではの言葉を、少しご紹介したいと思います。

岩田さんのことば

それが合理的ならさっさと覚悟を決める

 新しいなにかにぶつかって、いままでのやり方が通用しないようなところに進まざるをえなかったとき、わたしはまず、ほかにいい選択肢がないかを考えます。自分がそうするよりも、もっといい選択肢はないのか。自分じゃない誰かがそれをやるとどうなるか。
 そして、好きか嫌いかではなく、「これは、自分でやるのがいちばん合理的だ」と思えたら、覚悟はすぐに決まります。

管理人が、プログラマーからマネジメントの立場へ推薦されたとき、いろいろ悩みました。

技術を突き詰めたい想いもあり、またマネジメントなんていう責任重大な役割への不安もあり。

でも周りのメンバやプロジェクトの状況を見渡した時、ふと「自分がやるのが、いちばん理にかなっているのだろうな」と感じたんですね。その時に腹が決まったのを覚えています。

自分の側に原因を探す

 わたしは、人と人とのコミュニケーションにおいても、うまく伝わらなかったらその人を責めずに、自分の側に原因を探すんです。コミュニケーションがうまくいかないときに、絶対に人のせいにしない。「この人が自分のメッセージを理解したり共感したりしないのは、自分がベストな伝え方をしていないからなんだ」と思うようにすると決めたんです。

 それはきっと、プログラムをやっていたおかげですね。だって、システムが動かないときは、絶対に間違ってるんですよ。プログラムが(笑)

チームを率い始めた初期は、なかなか自分の思い通りになりません。メンバーに「なんで自分の言うことが理解できないんだ」と感じてしまうことも多々。

でも確かに、自分の伝え方が悪いんですよ。もう「100%自分が悪い」。50%でも80%でもなく、100%。

それから、話し方とかプレゼンの仕方とか、書籍やサイトで勉強しました。丁寧になるよう心掛けて話しました。結果、なんだか伝わるようにはなったんじゃないか、と思ってます。

「こうなりたい」というイメージ

 どういうときに企画がうまくいくかというと、最初の計画では決まってなかったことを、「これ、ぼくがやっておきましょうか?」というような感じで誰かが処理してくれるとき。そういう人がたくさん現れるプロジェクトは、だいたいうまくいくんです。逆にそういう現象が起きないときは、たとえ完成したとしても、どこかに不協和音のようなものがあって、あんまりよくないんですよね。
 (中略)
 つまり、「こうなりたい」というイメージをチームの全員が共有したうえで、現実的な問題が起こったとき、あるいは起こりそうなときに、誰かが発見して、自然と解決していく。それが理想のかたちなのかもしれません。

これは、いろいろなプロジェクトを見ていると、ほんとうに実感することです。

ミーティングで、リーダーが一人で、ずっと喋ってるプロジェクト。これ絶対うまくいってないんです。(例外なく)

そんなプロジェクトにはしたくない。自分のチームでは、もういちいち作業指示するのやめて、目標だけ話すようにしました。

こういうシステムを作りたい、こういう技術を活かしたい。いついつまでに完成させたい。

すると、メンバーの間で相談しあって、やること決めて、進めるようになったんですね。この光景を目の当たりにしたとき、自分でもちょっと感動しました。

まとめ

『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた』の、本の半分が、ほぼ日刊イトイ新聞のサイトで公開されています。

  • プログラマーのみなさん
  • プログラマーを目指すみなさん
  • プログラマーからさらに高みを目指すみなさん

いろいろな方に、読んでみていただけたらと思います。

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